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映画「クレイジー・フォー・マウンテン」予告動画

オープニング

山と関係のないシーンからスタートして、それが映画の音を撮る(入れる)オーケストラの様子から始まるのがとても斬新でした。
これから始まる映像にはオーケストラの音楽でしか耐えられないと言わんばかりのナレーションが入り音楽がスタートする。
映画を見ていると、優大で偉大で神秘的な姿の山々にオーケストラの音をあてた意味がわかってきます。

山岳信仰

人は山を恐れ崇めふもとから見上げていたという、山と人との関わりから映画の本筋がスタートします。
神秘的で力をもった存在の山が、人々の興味のをかき、冒険へ誘い、管理されるまでの歴史を、美しい映像と貴重な歴史的フィルムで振り返ります。
信仰の対象だったものが、どのように娯楽の対象になっていったか。
なんとなく知っているようで知らない人と山との歴史を学ぶことができました。

ウソのような美しい映像

まるで3D。現実にある自然の姿を目の前で見ているのに、作り物のように見えます。
切り立ちカミソリのような山肌、白金の雪、風に雪がまい水墨画のようなシルエットを魅せ、波打つようにうねる山々。
言葉で言い表せない美しい山の姿を見ることができました。
こんなにも表情豊かなのか。
みたことのない知らない顔があります。
とても美しい。/p>

人がちいさぃ

スクリーンいっぱいに映る山の姿は、自分の脳ではその大きさを最後まで理解することができませんでした。
白い雪におおわれる山が映像でうつり、雪の間からすこし見える岩に「あの岩が人の大きさくらいかな」と思っていたら、ぐんぐんカメラが寄っていくととんでもない大きさの大岩で度肝をぬかれました。
そこからは、目の前に映る山のサイズを考えるのはやめてしまった。
自然は人間の想像をはるかに越えるものなんだと教えられた気がします。
人ってほんとうにちっぽけだ。

山に魅了される人々

切りたった場所を滑走するバイク、崖から宙をまう自転車、理科期できない高さから滑り降りるスノボにスキー、ムササビのように飛ぶウイングスーツ、断崖絶壁を一本のロープでわたるつなわり。
冷酷な山に挑むクレイジーな人々の迫力ある映像がすごかったです。
彼らにしか見ることができない景色を映画を通して見ることができる。
目をおおいたくなるような危険なシーンもあったりするのですが、映画を見ていると彼らが命を削って
山に挑む気持ちがわかるようなきになってきます。

生きている山

赤くうねるマグマが大地を生み出し山をつくっていく様子も美しくて神秘的でした。
雪深い山にシカが住みフクロウが生きている、そんか映像にハッとさせられます。
山と人の姿ばかり見ていたら、そこに動物がいて山が生きる場所になっていることを忘れていました。
人だけでなく、たくさんの動物がそこにいる。
山の偉大さを痛感します。

映画を見て

面白かったです。あまりドキュメンタリーを見ないので新鮮でした。
2時間ちかくも「山」の姿を見続けたことはいままでないかも。
たった数時間だけど、美しくて雄大で冷酷な山に魅了されてしまいました。
たまにはこういう映画もいいな。

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関連リンク

クレイジー・フォー・マウンテン


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