映画「今夜、ロマンス劇場で」の試写を見て
映画「今夜、ロマンス劇場で」の試写を見てきました。
切なすぎて、愛に溢れていて、可愛くて、泣けます。
予告編から
僕は一通りTV予告から劇場予告まで映画の予告映像を見てから試写に望む見ます。
なので、この映画の予告を見て思ったことは、至極単純でわかりやすい恋愛ものっぽいなと思いました。
予告映像が映画の全てで、安易に物語の流れや結末を予想できてしまい、もしかしたらつまらなく思ってしまうんじゃないかと。
で、いざ映画を見たら涙の嵐。
王道な設定と流れだけど、心を打つ展開が盛りだくさん。
後半の展開は予想を大きく外れ、見ている人全てが納得いく結末だったんじゃないかなと。
切ない愛の物語
とても切ないです。泣きます。
僕の感覚だと後半に3回くらいグッとくるところがあるので、映画を見に行くならハンカチは多めで。
“愛”という表現が正しいかどうか見た人によるかもしれないけど、全編とおして“恋”の物語のようにも思えるし、でもやっぱりあの結末は愛するがゆえのものだったと思うので、僕は“愛”の物語としました。
スクリーンの中のお姫様に恋をして、彼女が目の前に現れ翻弄されつつも恋をはぐくみ、触れられないという秘密から切ない愛の物語へ。
好きな人に触れたいっていう誰れも持つ衝動をぐっと抑えながら寄り添っていく2人の距離感がとてもともて切ない。
胸のあたりがグーーーーッってなります。
映画の世界に憧れる気持ち
ワイルドスピードを見たあとに車のアクセルをすこし強めにふんでみたり、カンフー映画を見たあとに肩で風を切ってあるいてしまったり、ハリーポッターの世界に憧れ、グーニーズのような冒険にでたくなり。
映画って憧れ影響されるんですよね。
魔女の宅急便のキキが理想のタイプって言ってた友達がいたな。
僕は、ここ最近だとモテキの長澤まさみに恋しました。
誰もが必ず一度はあると思うんです。漫画やアニメ、ドラマ、映画の中のヒロインや主人公に恋をすることって。
この映画をみて、子供の頃に好きだったアニメのヒロインに恋していたこととか、ヒーローにあこがれていたことをすごく思い出して甘酸っぱい気持ちになりました。
僕は坂口健太郎(牧野健司)いはなれないけど、映画の中の主人公を介して夢を叶えてもらったような気がしています。
ありがとうございます。
魅力的な女優陣
綾瀬はるかさんすごく素敵です。お姫様そのもの。
凛とした佇まい、立ち振舞、わがまま加減、美しい顔もお姫様。
本田翼さん演じる成瀬塔子も、控えめでおしとやかで、美しい。
対象的なお二人が違う方向から映画を照らしているような感じがします。
ロマンを感じるファッション
そんなお二人のファッションにも注目です!
すごくかわいい!
色鮮やかなドレスから、落ち着いたカラーの服まで。
劇中の風景や心情ともファッションがリンクしていて魅入ってしまいます。
綾瀬はるかがしている手袋や帽子、ストール、何気なくつかっている傘。
衣装へのこだわりが半端ないです。
色彩
カラフルな色が溢れています。
スクリーンから飛び出し劇場のロビーへ飛び出したときのカラフルな色にはじまり、かわいいファッションもそうだし、2人で訪れる場所の景色や、サクマドロップに、印象的な赤いバラ、神社で背景にうつる風車まで、映画全体をとおして、美しい色にあふれています。
ただカラフルなだけじゃないく、主張しすぎず時代背景にあったカラフルさ。こだわりを感じます。
映画を見ている僕らでも色鮮やかできれいだなと思うんだから、白黒の世界からでてきたお姫様からみた景色はさぞ綺麗だっただろうな。
映画を見て。
文句なしに面白かった!そして泣いた。
デトロイトや羊の木などヘビーな映画が続いていいたので、この映画のピュアで愛に溢れたものが心に染みること。
映画好きとしては、映画愛にあふれている内容も良かった。
さんざん“切ない”と書いたけれど、見ると幸せな気持ちになります。
この映画こそ映画館でみてほしい。
僕は、もう一度見に行くかも。