新しい印刷表現への10年の軌跡「GRAPHIC TRIAL COLLECTION 2006−2015」
東京ミッドタウンのデザインハブで開催されている「GRAPHIC TRIAL COLLECTION 2006−2015」へ行ってきた。
これは今年で10年を迎えるグラフィックトライアルを記念して、これまでのトライアル作品を一堂に会する記念イベント。42組の作品が展示されるため一部と二部に分け開催されました。展示以外にも、参加されたクリエイターを招いたトークショーも開催され、トップクリエイターのトライアル裏話や手がけている仕事の話などの話を無料で聴くことができます。
また、10年を記念してこれまでのトライアル作品を収めた本「グラフィックトライアル」 も発売!かなり豪華な仕様になっています。印刷表現に挑戦したグラッフィクトライアルだけあり、本の中身は濃く印刷にも相当な力が入っています。
展示作品
会場はこんな感じ。
手前が永井一正さんのトライアルで、奥に見える赤いポスターは佐藤可士和さんのトライアル作品。
佐藤晃一さんのトライアル作品
栁澤 和のトライアル作品
服部一成さんのトライアル作品
山本剛久さんのトライアル作品
鈴木守さんのトライアル作品
名久井直子さんのトライアル作品
永井裕明さんのトライアル作品
伊藤桂司さんのトライアル作品
田中竜介さんのトライアル作品
水野学さんのトライアル作品
浅葉克己さんのトライアル作品
阿部拓也さんのトライアル作品
高井薫さんのトライアル作品
菊地敦己さんのトライアル作品
新村則人さんのトライアル作品
いくつかピックあっぷしてみました。ほとんど2部で展示されたものです。1部で撮った写真を誤って消してしまったんですよね…。あ、会場内での撮影は可で、資料にもなる貴重な作品ばかりで皆さん思いおもいに写真を撮られていました。
トライアル内容の展示
完成したポスター以外には、印刷表現に試行錯誤した過程の資料も展示されていました。
かなり奥が深い印刷の世界。それを手軽に学べるものもありました。
トライアルでは5つのポスターを作成するのですが、作品によっては1000万円クラスの費用がかかったものもあるそうです。様々なインクや紙を使用したり、何十と言う重ね刷りを行ったりということはものすごくコストがかかるので普通のデザインではまず行えないこと。これほど贅沢に印刷を試せるトライアルの凄さと凸版印刷の印刷に対する挑戦心はすごい。
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