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映画「神様メール」の試写を見てきました。ブラックでユーモアたっぷりで不思議な世界観と映像に引き込まれました。

ストーリー

パソコン一つで世界を作り操っている神。その娘で主人公であるエアが、父(神)の人間に起こすひどい扱いに怒り人々を救うために父(神)の目を盗んで世界を司るパソコンから人々に余命を知らせるメールを送りってしまう。余命を知らされた世界はパニックに陥り、それを救うためにエアが街に降り様々な人と出会い運命を変え奇跡を起こしていくというものです。

映画を見て

映画を大きな枠で見ても面白いし、たくさんの物語が短編集のように詰まっているのを一つ一つ見ても面白い映画でした。「神」をここまで下に描いていいのか…衝撃的な設定も最高で、ブラックユーモアたっぷりでした。
登場人物の感情を映像で表現するところも魅力で面白かった。
ストーリーと映像の両方で楽しませてくれる映画です。

ダメダメな神が面白い

とにかく神がダメなやつ。パソコンがなければ何もできないただの人と言ってもいいくらい。いざこざは起こすし、口からは汚い言葉しか出てこないし、娘には手を出すし。これでもかっていうくらい最低な神で、キリスト教を信仰している地域や団体から圧力とかかからないのかって心配になるくらい神の扱いがひどくて面白い。
映画見終わったら軽く宗教観が変わっているかも。

登場人物が個性的で面白い

劇中に出てくる登場人物が個性が立っていること!

上記にも書いたように主人公エアの父親である神がとにかく最低でダメなやつであること。
また、物語の鍵を握る主人公の母である女神の内にこもった性格だしも際立っているし、コリラと恋に落ちる人妻がいたり、セックス依存症の男がいたり、鳥を追いかけ旅に出る会社員がいたり。6人の使徒の少しねじ曲がった人間性もこの映画の魅力の一つです。

合間の物語にも注目

この映画のストーリを作っているのは、主人公とその家族と6人の使徒なのですが、彼らの物語の合間にその他登場人物の物語がたくさん出てきます。ほんの数十秒から数風の短い物語なんですけど、感動や笑が詰まっているので注目してみてほしいです。
そして、そんなちょい役の登場人物の中に監督脚本を務めたジャコヴァンドルマンもいるので探してみてください♪

設定が面白い

超ダメダメな神がパソコン一つで世界を作って動かしいているという設定も面白いし、神の息子のイエスキリストがお着物担っていたり、設定や映像で見せる世界感がとても面白いくて冒頭から引き込まれてしまいます。

上映後のトークショー

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映画本編の試写が終わった後に女装のブルボンヌと漫画家の辛酸なめ子がトークショーをしてくれました。映画を見た感想から、試写を見に来ているお客さんの悩み相談まで楽しい時間でした。お二人の話を聞いているとブルボンヌさんの頭の良さが伺えた。辛酸なめ子さんのスピリチュアルな話へ脱線するのが面白かったぁ。

そうそう、こういうトークショーでは珍しく撮影OKでした。
PRのためのイベントなんだから他のところも撮影OKになればいいのにな。

「余命」系の映画は無条件で泣かせようとするものが多いけど、これはそれとは真逆で笑えてハッピーになる映画です。

面白いので是非!

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