生活に不可欠な土木というデザインを再発見する企画展「土木展」へ行ってきた
21_21 DESIGN SIGHTで開催されている「土木展」へ行ってきました。
街全体をデザインする基礎となる土木に焦点を当て、普段なかなか見ることができない隠れた部分を視覚化した企画展です。
楽しい展示がたくさん!めいいっぱい楽しんできた
展示会では渋谷新宿の都市を可視化した作品や、土木映像をつなげたオーケストラ映像、実際のドカンにはることができる体験ものから、ライゾマティクスのデジタル作品まで幅広く楽しむことができます。見て触って学べて、大人も子供もたのしく過ごせる空間になっていました。
新宿駅解
土木オーケストラ
高度経済成長期の土木工事現場の記録映像をつなげてオーケストラに見立てた作品。大きな壁に大迫力の土木映像が流れて、土木のカッコよさがガシガシとせまってきます。
土木の道具: ワークヴィジョンズ
土木の行為 「まもる:キミのためにボクがいる。」 |WOW
土木技術が自然災害や環境保護にどう役立っているかを映像化した作品です。すごくわかりやすくておもしろかった。
土木の行為「ほる:地質山」
土木の行為「つむ:ライト・アーチ・ボリューム」|403architecture [dajiba]
みたこともない重機の巨大写真。すごくかっこいいです。
土木を愛する 「ニュー土木」| 横山裕一
土木の行為「つなぐ:渋谷駅(2013)構内模型」| 田村圭介+昭和女子大学環境デザイン学科 田村研究室
迷宮と言われる渋谷駅の構造を模型で可視化した作品。テレビでみたことがあって、実際にも本物をみれてうれしかった。これはすごいですよ!
土木の行為「はかる:Perfume Music Player Installation」 |ライゾマティクスリサーチ
スマートフォンアプリの位置情報つかって交通網やユーザーの行動を可視化した作品。ライゾマです!
土木で遊ぶ「ダイダラの砂箱」
プロジェクションマッピングで投影された色の変化で標高を可視化した作品。投影されている砂を手でさわることができ、手を加えた部分の映像が変化していきます。
土木を愛する「現場で働く人たち」|株式会社 感電社+菊池茂夫
働く人たちをとらえた写真作品。土木のカッコよさが切り取られています。
人孔(ひとあな)
下水管に入る体験ができる展示物。人生で下水管に入ることなんてないから、これは貴重な体験じゃないかな。
ダムカレー
ダム施設で販売されているカレーの食品サンプル。
食べてみたいです。
青函トンネルの断面図
青函トンネルの断面図を可視化した作品。世界一長いゴッタルドベーストンネルもありました。
BLUE WALL 永代橋設計圖(東京大学大学院工学系社会基盤学専攻所蔵)
重機グラフィック
実物大のダンプトラック「HD465」のグラフィック。タイヤが身長をこえます。実物みてみたい。
土木展を見に行って
面白かった!
生活に欠かせない重要なものなのに縁遠い土木、だからこそ見に行ってよかったし刺激的でおもしろかったです。
人生でこれほど土木にむきあったことがあるだろうか。
なかなかない展示で体験なのでぜひ行ってみてください!
開催概要
会期:2016年6月24日(金)- 9月25日(日)
休館:火曜日(8月23日は特別開館)
時間:10:00 – 19:00(入場は18:30まで)
※8月23日(火)は10:00 – 17:00(入場は16:30まで)
料金:一般1,100円、大学生800円、高校生500円、中学生以下無料
※15名以上は各料金から200円割引
※障害者手帳をお持ちの方と、付き添いの方1名無料
関連リンク
http://www.2121designsight.jp/