オリンピック・スピリット展を見てきた
室町三井ホール&カンファレンスで開催していたオリンピック・スピリット展をみてきました。
これは、オリンピック文化遺産財団がオリンピック開催に合わせ、スポーツ、芸術、文化の融合を実現させるユニークな文化プロジェクト「オリンピック・アゴラ」のプログラムです。
会場では、トーチやメダルなどオリンピックに関する様々なものを見ることができました。
The Official Olympic Posters
「The Official Olympic Posters」エリアでは、歴代のオリンピックポスターを見ることができました。
開催年順にずらーっと並ぶポスターは圧巻です。
時代で変わっていくモチーフやデザインがとてもおもしろくて、1800年代のポスターも見ることができたのは貴重でした。
Burning Brightthe OlympicFlame
ポスター同様、このエリアでも開催年順にずらーっと並びます。
並んでいるのはトーチ。
1936年のベルリンから2020年の東京まで。
1936年ベルリン 1948年ロンドン 1960年ローマ 1980年モスクワ 1992年バロセロナ 1998年長野 2008年北京 1964年東京 2020年東京
1972年のミュンヘンや1964年の東京などシンプルで洗練されたデザインから、1988年のソウルや1988年の長野、2012年のロンドンは装飾も細かく派手な印象。
2000年のシドニーや2016年のリオは未来的で、それぞれのデザインを見比べられるのは面白かったです。
OpeningCeremonies
各大会の開会式で使用された衣装も展示されていました。
1968年のメキシコから2016年のリオまで。
衣装の展示に加えて、その大会の開会式映像も見ることができました。
2020年東京大会の開会式を見ていたので、やはり歴代の開会式と比べるとお祭り感や派手さの違いを思い知らされます。
コロナ禍で様々な制約があったことはわかっているんですが、すこし寂しく思ってしまいました。
Behind anOlympicMedal / Olympians
ずらりと並ぶオリンピックのメダル。これもまた圧巻です。1896年のアテネから2020年の東京まで。
面白かったのはメダルの大きさ。
初期のころは小さくて2020年の東京が一番大きい印象でした。
ざっくり2段階くらいの時期でサイズが変わっている様子です。
メダルのデザインは引き継がれているもののあれば、丸ではなく四角に近い形のものまで、それぞれに特徴があって面白かったです。
ぱっと見、デザインがまったく変わっていないようにみえる年代もあって、いろいろと見比べられるのは貴重でした。
オリンピックの歴史とともに、様々なこんなを乗りこえ時代をきりひらいてきたアスリート。
コート上で初めて短いプリーツ付きのスカートと袖なしのトップスを着用したテニスのスザンヌ・ランラン選手。
アフリカ出身の選手として初めてオリンピック金メダリストになったアベベ選手。裸足で走って金メダルと取った英雄です。
長年虐げられ差別されてきたアボリジニの英雄となったキャシー・フリーマン。
アフリカ黒人女性初の金メダリストのデラルツ・ツル 。
ナディア・コマネチやウサイン・ボルト、そして4大会連続のメダル獲得の偉業を成した唯一の女性アスリート伊調馨など。
この展示で初めて知ることができた歴史もありとても面白かったです。
Theatre
最後は大きな二面スクリーンで映し出されるアスリートの姿。
声援を上げる観客。
オリンピックを支えるスタッフの姿。
とても感動的な映像だったけど、感動と同時に東京オリンピックが沢山の人に祝福されずに開催されたことへの悲しさも感じました。
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