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久しぶりにスラムダンクを読んだ。

読んだのは山王戦からラストまでだけど、いつ読んでもこの漫画は最高。

そしてこの山王戦が最高。

ミッチーの「バスケがしたいです…」やメガネ君のスリーポイントシュートなど、名シーンが沢山ある漫画ですけど、やっぱり山王戦の最後でみせる流川と花道のハイタッチが一番好き。

花道がつぶやく「左手はそえるだけ…」のカットからの二人のハイタッチまで流れが最高!

 

 

「左手はそえるだけ」の原点はゴリとの練習から。

海南大付属に負けたあと、花道が丸坊主になり、ゴリからジャンプシュートの基本を教えられる、たしかそのときですよね。

ボールの持ち方をゴリから教わりそのフォームをチェックされる花道。

右手の位置を確認して、ゴリが「左手は?」と聞くと、

花道が「そえるだけ!」。

ここから名シーン「左手はそえるだけ」につながっていきます。

 

この回で花道のシュートを打つ後ろ姿がに「シュートの練習は楽しかった」という言葉がそえらてい、文句ひとつ言わず花道がひたむきにシュート練習をする姿も印象的ですきな一コマ。

 

その後も花道のシュート練習は続いて、インターハイで陵南に勝利して全国行きを決めたあと2万本シュート練習合宿へつながいきます。

 

 

そして山王戦

山王戦は見どころ満載で名シーンも多い。

流川と沢北のエース対決も見ものです。

そのエース対決で流川は、沢北との差を見せつけられるんですよね。

そこで生まれる名シーンが流川からゴリへのパス。

安西先生がガッツポーズをおもわずとってしまうのも印象的。

 

決定的なチャンスを無駄にしてしまうシーン

そんな流川をみて自分もパスをもらおうとした桜木に、沢北を抜こうとした流川が衝突してしまい決定的なチャンスを無駄にしてしまうシーン。

桜木はここで会場からブーイングにあいます。

この状況で普段ならブチギレれる流川がこのときは一言だけ花道に言っただけで、キレずに桜木のミスを受け入れます。桜木も普段なら言葉を投げ返し流川に殴りなぐりかかっているところを、ここではぐっとこらえる。

流川の感情や精神状態と、桜木がバスケット選手になったことがうかがえるシーンですよね。

そして、これが重要な伏線。

試合を見ていた桜木軍団の水戸が、右45度の位置に花道いたことをここで語っています。

 

怒涛の展開

ここからストーリがガンガン進んでいく。

 

桜木がボールを追いテーブ突っ込んでいくシーン。

 

背中の痛み。

 

選手生命。

 

「バスケットは好きですか?」。

 

「大好きです。 今度は嘘じゃないっス。」

 

安西先生の指導者としての告白。

 

最後まで諦めない男ミッチー!

 

ここまでくるともう漫画を読む手が止まらない。

 

山王の逆転、そしてクライマックスへ

残り10秒で沢木の打つシュートが入り山王が逆転。

振り返ると、ゴール走りだしている花道。

ゴリからパスをうけた流川が走りだす。

ゴール前、残り2秒でシュートを打つ流川。

山王にシュートを阻まれる……、そして。

 

 

左手は添えるだけ

 

瞬間、流川がフリーで右45度の位置にいる桜木に気づく。

 

流川から桜木へのパス!

 

シュート放つ桜木!!

 

時間は残り1秒。

 

ブザーの音とともにゴールに吸い込まれるボール。

 

歩み寄る二人。

 

そしてあのハイタッチ。

 

やば。

 

もう一回読みなおそ。

 

途中から無音になっている気がする

沢北が最後の点をいれる少し前くらいからセリフやマレーションの文字がはいらなくなって、無音のような、スローモーションのような、試合の緊張感と躍動感に読者を集中させるような演出になっていくんですよね。

だから花道がつぶやく「左手はそえるだけ…」がものすごく響いてきてくる。

そして、擬音なんてなんにも書いてないけど、あのハイタッチだけ聞こえてくるきがするんですよね。

いや、僕には聞こえる!

 

やば、もう一回読もう。

 

 


スラムダンク『あれから10日後-』完全版

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