映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の試写をみて

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映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」予告動画

 

映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の試写にいってきました!

 

 

アニメ化について

正直、原作を見たことがあるだけにシャフトのエッジの効いた演出といい意味でオタク感のあるアニメーションで世界観が表現できるのかな?と映画を見るまでは疑っていました。
けど、映画を見て納得。原作とは大きく雰囲気は違うけれど、すごく良かったです。

原作は、全体的にオレンジ色な印象で夏の蒸しっとしただるさを感じるのに対し、本作は夏の日差しと暑さとカラリとした気持ちよさをスクリーンを通して感じます。
アニメと実写ということはもちろんあるけれど、真逆の空気感がすばらしく良かった。

首をかたむけて振り返ったり、止まっているようで動いている空間など、シャフト独特の演出がしっかりとあり、原作とは違ったアニメーション作品として完成されています。

 

 

四人の最強タッグ

スワロウテイル」や「リリィ・シュシュのすべて」など大好きな作品が多い岩井俊二監督原作で、「モテキ」「バクマン。」の大根仁監督が脚本を書き、物語シリーズの新房昭之監督が総監督をつとめ、プロデューサーに「君の名は。」の川村元気。
大好きな作品を数々手がけた監督とプロデューサーがタッグを組んでいて夢のようです。

君の名は。」超えなるか!?みたいな扱いを受けるのをよく見ますが、「君の名は。」をくらべるのは違うと思うし、企画的には本作のほうが先だったそうなので、映画を比べず一つの作品として楽しんでほしいです。

 

 

大根監督の原作愛

大根監督は原作のファンで、隙がなく完成度が高い作品とテレビや雑誌のインタビューでもおっしゃっています。
その原作愛がよくわかるのがドラマ「モテキ」の第2話でのパロディ。

満島ひかり演じるヒロインが原作の熱狂的なファンで、主人公の森山未來と実際のロケ地である千葉県飯岡町を巡るシーンがあるのです。
さらに、原作でも本作でも重要な場面となるなずなが母親につまかるシーンを、ドラマ「モテキ」では満島ひかりが一人芝居で再現し、原作とまったく同じアングルで同じカットで撮っているというこだわり。

そんな大根監督が脚本をかいていると思うと映画もより楽しめます。

 

 

原作との違いと、なずな

原作を見たのは、昔の映画が大好きな友人に進められたのが出会いで、奥菜恵の可愛さと少女と駆け落ちするというひと夏の恋にドキドキしたのを覚えています。

本作と原作で違うポイントは沢山ありますが、大きくは前半がほぼ原作通りで後半は違う物語になっているということろだと思います。
また、原作では主人公が小学生だったのに対し、本作では中学生になっています。

そう思うと、小学生役を演じていた奥菜恵が大人びて綺麗だったのは、彼女の凄さか演習のすごさか
と、原作ではとても魅力的な少女が登場するのですが、本作のなずなも負けておらず魅力的です。

 

 

夏の香りと花火

アニメーションがすばらしい!ほんとに綺麗だし、なにより夏の香りがします。
冒頭のオープニングで学校へ登校するシーンに特に夏の香りを感じ、夏の日差しや空をゆっくり動く入道雲から夏の暑さをビシビシ感じる、すごいです。

また、真っ黒なスクリーンに花火が打ち上がると監督の名前や映画タイトルがうきあがってくる演出もすばらしかった。
開映から見逃せないですよ!

そして、後半の花火が打ち上がるシーンはアニメならではの非現実的な美しさ!
これはすごいですよ!

 

 

透明感のある広瀬すずの歌声

映画後半でなずな(広瀬すず)が松田聖子の「瑠璃色の地球」を歌う場面があるのですが、それがとてもよかった。
歌唱力や力強さ声量を感じるものではなく、儚くて透明感がある歌声。
列車内での印象的なシーンと、広瀬すずの歌声は必見です。

▶︎「瑠璃色の地球」 広瀬すず (及川なずな)

 

 

名曲「Forever Friends」

DAOKO米津玄師も好きだし、映画主題歌の「打ち上げ花火」ももちろん素敵な曲だけど、やっぱり原作で使用されていたForever Friendsはとても印象的でノスタルジックな曲なので、映画でつかってほしいなと思っていたら、劇中に流れてきました!

映画のクライマックスで流れるForever Friendsはやっぱりいい。
心をグッともっていかれて、本作1番の場面でも曲の力で物語を引っ張っているような感じがしました。

歌っているのはREMEDIOSではなくDAOKO

歌声が曲にあっていて、素敵でした。

やっぱり名曲は時代を超えても名曲だな。

 

 

本作を見るにあたって

個人的な意見ですが、原作のノスタルジックな感じや岩井俊二感を求めて映画をみに行くと、「違う」「つまらない」といった感想を持ってしまうかもしれません。また、独特の表現が多いシャフトがアニメーションを制作しているので、アニメを見慣れている度合いでも感想が変わってきそうだなと思いました。

さらに、「ifもしも」というフジテレビのドラマシリーズを知っていると違和感なく受け入れられる設定も、原作を知らないと難しくよくわからな買ったという感想になることもあるかもしれません。

それでも、映画は素晴らしいものだったので、興味を持たれたらぜひ足を運んで欲しいです!

 

 

映画を見て

面白かった!文句なしに面白かったです!

美しくエッジの効いたアニメーション、原作と引けをとらない脚本、主要キャストの声、広瀬すずの歌声、原作をリスペクトした物語、夏、青春、友情、すばらしい作品でした。
予備知識を入れずに見ても楽しめるけれど、ちょっと情報を入れてみるとより楽しめると思います。

映画をみるなら早めに見た方がいいかな、遅い時期に見ると映画から受ける「夏感」を引きずって辛くなりそう()

 

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関連リンク

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