映画「永遠の門 ゴッホの見た未来」の試写を見て
映画「永遠の門 ゴッホの見た未来」の試写を見てきました。
ゴッホそのもの
主演のウィレム・デフォーが、ゴッホの自画像そのもので驚きます。
「グレーのフェルト帽の自画像」や「麦わら帽をかぶった自画像」など、ゴッホ自身が描いた自画像から本人がでてきたかのような再現度!
さらに、劇中のゴッホが画材道具を背に背負ってスケッチに出かける場面はまさに作品「仕事に出かける画家」の絵そのものです。
美術好きでヴィンセント・ヴァン・ゴッホ好きなら思わず唸ってしまう表現かも。
この映画を見て彼の作品をあまり知らない人はぜひいろいろとググって作品を見てみてほしいです。
ゴッホを知らない人へ
彼の作品を知らなくても一度は名前を聞いたことがある画家ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ。
映画では、ポール・ゴーギャンと出会うあたりからゴッホが37歳でなくなるまでの3〜4年間が描かれていて、彼の人生を美しい映像と共にドラマチックに楽しむことができます。
パリからアルルへ行き、ゴーギャンとの共同生活の中で起こった自分の耳を切り落として娼婦に贈った「耳切り事件」からサン=レミの精神療養院へ入院。そしてオーヴェル=シュル=オワーズをへて自殺するまで。
当時の美術界には評価されなかった天才が、何を見てどう生きてきたか。
ゴッホをあまりしらない方そこ見てほしい映画です。
日本でも作品見れます!
ゴッホ展完全ガイドブック
上野の森美術館で現在「ゴッホ展」が開催中!みたい!見に行きたい!
また、ブリジストン美術館や国立西洋美術館、メナード美術館など、国内でゴッホの作品を所蔵している美術館はたくさんあります。
来年5月にリニューアルのため一時閉館する損保ジャパン日本興亜損美術館(リニューアル後はSONPO美術館)では、ゴッホの「ひまわり」が見ることができます。
映画を見て
面白かったです。
映像がとても綺麗で、アルルへ移り住んでからの自然が素晴らしい。
「仕事に出かける画家」の絵が再現されていて、ゴッホが自然を描き続けた理由がなんとなくわかったような気さえしてきます。
なんとなく知っていた彼の生涯が、美しい映像と素晴らしいキャスティングで映画になっているのはゴッホ好きとしてはとてもうれしい。
彼の作品をそのまま具現化したようなシーンばかりで興奮します!
また、ゴッホの自殺が新しい解釈で描かれていているのも興味深かった。
よりゴッホが好きになりました。