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映画「アナと世界の終わり」の試写を見てきました。

映画「アナと世界の終わり」予告動画

 

バランスのとれた構成

とてもバランスがよい映画だなと思います。 学園モノで友情や恋愛、思春期の葛藤。ポップでダークなミュージカル演出。ハラハラドキドキするホラー映画的要素に、しかりとしたゾンビ映画としての構成。恐怖だけじゃなく笑いもあり、そして意外にも感動する場面もあり、いろいろと楽しませてくれる映画でした。

 

 

ゾンビ映画として

首が飛び、血しぶきで赤く染まり、刺したり潰したり。 ゾンビ映画として、残酷さと醜さと、グロさがちゃんとあるのが良かったです。 目を覆いたくなるほどではないけど、ポップな流れから振りかぶるようにグロさが入ってくるので、ゾンビ感が引き立つのも面白かった。

 

 

印象にのこるシーンがたくさん!

アナと世界の終わり オリジナル・サウンドトラック

ミュージカル映画なので、劇中に登場するミュージカルシーンと音楽とガチっと噛み合い、たくさんの名場面が生まれます。 アナ(エラ・ハント)とジョン(マルコム・カミングス)が、ノリノリで学校へ向かうミュージカルシーンでは、彼らの気が付かない背後でゾンビがかけまわりたくさんの事件が起きてる様子が面白く描かれている場面が、ミュージカル映画とゾンビ映画のいいとこ取りな感じがしてとてもよかった。 また、学校の教頭先生が狂いまくるシーンも、人間のダークな部分がでてくるゾンビ映画らしい場面で良かったです。 父との最後のシーンもよかったし、名場面が多い映画です。

 

 

耳に残る素敵楽曲

通学中にスノーマンゾンビに出会うシーンで使わていた“ Turning My Life Around”、リサ(マルリ・シウ)が舞台で歌い上げる“ It’s That Time Of Year”、ニック(ベン・ウィギンス)たちオラオラ系集団がめちゃくちゃ頼もしく見える“ Soldier At War”、狂いまくる教頭の“ Nothing’s Gonna Stop Me Now”、そして、父親(マーク・ベントン)と別れが切ない“ I Will Believe”。どの曲も登場人物の想いがこもっていて記憶に残ります。 映画を見終わったあと、曲を聞き返したくなって、スマホを取り出したのは言うまでもありません。

 

 

青春!Break Away!

こんな平凡な街なんて嫌だ、この街から飛び出したい!という思春期の感情が爆発している曲“Break Away”。この曲もすごくいいんです。 恋愛、友情、葛藤、くすぶり続ける感情に、素直になれない親への思い。だれもが過ごしてきた青春が満載の映画です。 ゾンビ映画なのに爽やかさも感じるのは、ミュージカルというところもあるけど、学校を舞台にした青春ドラマがあるから。 ぜったいにありえないストーリーなのに、共感できてキュンキュンできて、けっこう心動かされます。

 

 

映画を見て 面白かったです。

ポップでダークで、笑えて泣けて、青春感にゾンビ的グロさに。 5月とは思えないほどの暑い日々がつづく中で、まさかクリスマス時期の映画をみるとは思わなかったけど、現実の季節を噛み合わない映画を見るのもまた良かったりもしました。 ゾンビ映画初心者でも楽しめるストーリーで、ミュージカル映画としてもゾンビ映画としても入門的にスルッといける映画かなとも思いました。 おすすめめです。

 

 

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関連リンク

アナと世界の終わり


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