映画「ぶあいそうな手紙」の試写を見て

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映画「ぶあいそうな手紙0」予告動画

映画「ぶあいそうな手紙」の試写を見てきました。

 

 

 

古いモノへの愛と新しい知識への探求

目がほとんど見えない78歳のエルネストは頑固で無愛想な独身老人。そんな彼は23歳の若い娘と出会い新しい物語を紡ぎ出す。
歳が離れた二人が互いを尊敬し人生を共有していくストーリーはとても素敵です。
古びた書籍、昔の映画、タイプライター、古いモノを愛するエルネストから“休戦”などの本を贈られるビア。
タイプライターでしか手紙を打ってなかったエルネストに、手書きの素晴らしさや、スマホの動画を使ったメッセージの良さを教えられるエルネスト。
知的な知識の交換が性別や年齢を超えて二人に新しい出会いをもたらしていく様子に、人生の面白さと希望を感じることができました。

 

 

78歳の新しい出会いと人生

23歳の若い娘ビアとの出会いで、今まで触れてこなかったモノに出会っていくエルネストはとても楽しそうで素敵です。
彼女を玄関先で見送った後に踊りだす彼はがとてもキュートで愛おしくなります。
新しい靴をかったり、服が若返ったりと、孤独だった生活に光が差し込んでいくよう。
そんな彼の姿に、ついつい微笑んでしまいます。
さらに、ビアの力を借りて書く手紙が彼を新しい人生へ送り出していく。
どんなに歳を重ねても人生は楽しいし希望に満ち溢れていることを、エルネストの人生を通して教えられました。

 

 

23歳の新しい出会いと人生

78歳のエルネストとの出会いで、美しい文学を知るビア。
彼の優しさに安らぎ、自分の人生を見つめ直して一歩踏み出していく。
怒鳴り声を上げ、ビアを追い詰める彼氏からビアを守るため、おもちゃの銃で立ち向かうエルネストがかっこいいこと。
パンクな見た目で不良のようにも思えてしまう彼女を、偏見なく優しく受け入れていくエルネストにビアが心を許し正直になっていく。
ハッとさせられました。
明確には描かれていなかったけど、ビアはきっと新しい人生を歩みだしたんじゃないかなと思っています。

 

 

隣人との友情

隣の部屋に住むハビエルとの友情が羨ましくなりました。
新聞のやり取りからチェスの対決、互いの健康を心配しあったりと、老人同士の友達関係って素敵だ。
隣に友人が住んでいたら面倒くさいこともあるだろうけど楽しそうだな、なんて思いなが二人のやり取りを見ていました。
エルネストが新しい人生を歩みだしたキッカケの一つも彼かもしれない。
歳を重ねても友情って素敵ですね。

 

 

知的で文学的で多様

ポルトガル語、スペイン語、ウルグアイにアルゼンチン、老人と若者、言葉や文学が混ざり合っているこの映画に多様性を感じます。
それぞれが反発しあわず、マリアージュのように同居しているのがとても素敵です。
ブラジルの風土や文化がそうさせるのか、僕にはそのへんの知識がないのでわからないのですか、日本映画には無い多様な文化の交流がとても良かったです。
エルネストがビアに送った本“休戦”や、彼が多くの若者に囲まれながら詠んだ詩、ビアと手紙の文を考える場面など、文学的で知識な場面がたくさんあるのもこの映画の魅力。
映画を見ているのに活字が恋しくなっている自分がいて、びっくりしました(笑)

 

 

映画を見て

とても素敵な作品でした。
二人の出会いや、隣人との交流、親子の繋がりを通して様々な気づきをもたらしてくれる作品だなと思います。
ゆったりと進んでいくストーリーなんだけれど、作品を見ている僕らの背中を力強く押してくれるようで、見終わったあとは清々しい勇気をもらえるような気がします。
後半に動き出すそれぞれの人生が希望に満ちていてとても素敵なんですよ!
人生の面白さと希望を感じることができる作品でした。

 

 

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