映画「すべてうまくいきますように」の試写を見て
- - AD - -
映画「すべてうまくいきますように」の試写を見てきました。
元実業家で自信化な父が脳卒中で倒れ、不自由になった体を受け入れることができず「終わらせてほしい」と娘に頼む。
尊厳死や安楽死をテーマに、父の願いを受け入れられない気持ちと、叶えてあげたいとうい思いが混じり合いながら進んでいく人間ドラマ。
頑固で本音だらけの父の言動に傷つきながらも尊敬し愛する娘を丁寧に演じ表現するソフィー・マルソーにしびれます。
また、毒舌でワガママで嫌な父だけど、どこかチャーミングで憎めない父親を演じたアンドレ・デュソリエもすごかったです。
「尊厳死」がテーマだけけに、倫理や法律、宗教などもからんできますが、それが押し付けがましくなくいろいろな考えを物語に取り入れながらも、死に向かう父を尊重してく流れが良かったです。
ドラマ感たっぷりでゆっくり進んでいくと思いきや後半はスリリングでハラハラする展開もありエンタメとしてもしっかり抑えてる感じはすごい。
最後の終わりかたもすごく好きで、これはハッピーエンドだと思う。
自分自身の両親や兄弟が安楽死を望んできたらどうするだろうかと考えながら見ていると、娘二人の心情がリアルに痛いほど伝わってきて辛かった。
心が元気なときにしか見れない作品かもなとすこし思ってしまったりしますが、見てよかったと思います。
いい作品でした。
関連リンク
- - AD - -