映画「ハザードランプ」の試写を見て

映画「ハザードランプ」の試写をみてきました。
代行ドライバー二人の満月の一夜を描いた作品。
ミステリアスで登場人物も多く展開も早いのに、淡々と話しが進んでいくような不思議な作品でした。
心がざわつく“満月の夜”で、今にの人を殺してしまいそうな雰囲気の新人ドライバーに、どこか影のある主人公。
彼らの代行運転で登場する３組の客の話と共に、少しずつ見えてくる須貝（安田顕）の過去と刈谷（山田裕貴）とのつながり。
ハードボイルドなんだけどヒューマンドラマでもあり、物語が進むにつれてどんどん惹きつけられます。

安田顕さんと山田裕貴の演技がとてもよくて、満月の不安定な夜にピッタリあう。

作品全体を通しては、冷たくて重く、精神的に元気な時じゃないと観るのがしんどいかもなという印象です。
細かいところがつながっていき、伏線回収要素もありつつ、無駄な説明をはいぶいている感じが良かった。
その分、謎も多くて、須貝（安田顕）の窓際のシーンや、衝撃的なラストなど、見ている観客に委ねられている場面も多く、好きなテイストの作品でした。

映画の舞台が福井嶺南エリアということもあり、試写会場では福井県のPR映画をみれたり、観光資料やお土産もいただきました。
映画の中で刈谷（山田裕貴）がたべている巨大なポテトチップスのお菓子がでてきて印象に残っていたので、帰りにそのポテトチップスをいただけたのが嬉しかったです。
映画も良かったし、作品にでてくる景色も美しかったので、コロナが落ち着いたら福井県に行ってみたくなりました。
遊びにいくとしても、満月の夜には重ならなないようにしなきゃな。

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ハザードランプ