街全体が美術館になる「MOTサテライト 2017春 往来往来」へ
「MOTサテライト 2017春 往来往来」へ行ってきました。
「MOTサテライト」とは、休館中の東京都現代美術館が街へ飛び出し、深川・清澄白河を拠点に、住民・場所・歴史・文化を過去未来現在の視点で掘り起こしていく試みです。
下町文化とクリエイティブが交差する街の魅力が詰まったプロジェクト。
作品が展示されている7つの「MOTスペース」、カフェや店舗や文化施設を使った小規模展示の「MOTスポット」、ライブパフォーマンスやワークショッップに参加できる「関連プログラム」、地域のクリエイティブ拠点の「地域パートナー」、「フェロープロジェクト」。
約1か月間、街全体が美術館になるアートイベントです。
清澄白河現在資料館
今、清澄白河に住む方へのインタビューが複数あるモニターで流れています。
建築ユニット「mi-ri meter」が手がけいて、昔からこの地で生活をしてきた方や他の地から清澄白河へ移ってきた方が、この場所の魅力を語ってくれていいます。
この街の何が人々を魅了していくのか…、個性的でポテンシャルの高い清澄白河を知れる場所です。
会場:MOTスペース1(旧駄菓子屋)
アクセス:Google Map
エクリチュールの洞窟の心の隅の染の方へ
吉増剛造さんのプロジェクト。
松尾芭蕉と西脇順三郎をめぐる手稿や、深川・隅田川・東京などを詩とともに撮った作品などが展示されています。
会場:MOTスペース2(グランチェスターハウス)
アクセス:Google Map
139.804083,35.681083
佐藤文彦の作品。
この地に伝わる祭や職人に注目し「無形の中心」という空間が作り出されています。玉砂利が敷き詰められ、透き通った素材で作っれた神が宿る「磐座」が中心に置かれ、深川八幡祭りの映像や、地域の風景がリアルタイムで映し出されるモニターが壁にかかっています。
会場:MOTスペース3(グランチェスターハウス)
アクセス:Google Map
JP-13 kiba
松江泰治さんの作品。
新木場から運河を渡って清澄白河までを撮った作品で、空撮写真、パノラマ写真、動く写真と、住んでいる人や活きている場所の息を感じる作品です。
会場:MOTスペース4
アクセス:Google Map
第三次性徴
花代さんの作品。
深い陰影の世界が広がる作品。心の傷跡を見せられているかのような、深い深い作品でした。
会場:MOTスペース4
アクセス:Google Map
F邸のためのいくつかの作品
毛利悠子さんの作品。
「鬼火」をモチーフにした作品と、電線の束「おろち」をモチーフにした作品。暗闇で照らされる造形物から空間の闇へ音が放たれます。
会場:MOTスペース5
アクセス:Google Map
旧印刷所|あとを追う PLAY A RECORD|顔
飯山由貴+remoの作品。
8mmフィルムを使った映像作品と「あとを追う」と題された冊子で構成されたインスタレーション。東京大空襲の体験談や、深川の今と昔の映像、髭の剃りかすで描かれていく絵など地域から生み出されたある意味で唯一無二のドキュメンタリー。
会場:MOTスペース6
アクセス:Google Map
荒野へ
クサナギシンペイさんの作品。
清澄白河の街を透明感のあるタッチで描かれています。
会場:MOTスペース7
アクセス:Google Map
開催概要
会期:2017年2月11日~3月20日
会場:清澄白河エリア