さいたまトリエンナーレ2016を見てきました - 武蔵浦和駅 〜 中浦和駅周辺 –
埼玉県で初めて開催される国際芸術祭「さいたまトリエンナーレ2016」をみてきました。
今回見てきたのは3つあるエリアの一つ「武蔵浦和駅-中浦和駅周辺」を散策してきました。
花と緑の散歩道から始まり静かな街中を寄り道しながらたのしめるエリアでした。
さいたまトリエンナーレとは
現代アートを中心に、古民家や公園など使った都市型のトリエンナーレで、「未来の発見!」をテーマに、アート鑑賞だけでなく、埼玉の歴史や街にも焦点を当てた身近で共につくる、参加する芸術祭です。
「与野本町駅-大宮駅周辺」「武蔵浦和駅-中浦和駅周辺」「岩槻駅周辺」の三エリアで開催されて、都心からのアクセスの良さも魅力です。
10カ国34アーティストが参加し、48のアートプロジェクトの展示を楽しむことができます。
時間の道|Wisut PONNIMIT
最初に見たのはWisut PONNIMITの「時間の道」。武蔵浦和駅を出てすこし歩くとある花と緑の散歩道をつかった作品。
アクセス
さいたまビジネスマン|Aigars BIKŚE
西南さくら公園によこたわる巨人ビジネスマン。国・土地・文化を読み取ってユーモアな作品を作るAigars BIKŚEの作品。
仏陀をモチーフに、忙しい毎日をすごす中での本当の豊かさ、幸福とはなにかを問いかける作品です。
アクセス
はじまり|野口里佳
旧部長公舎をつかった映像作品。消防救助隊のコミカルな映像がくせになる不思議な映像です。
アクセス
家と出来事 1971-2006年の会話|松田正隆+遠藤幹大+三上亮
空家住宅を舞台にたインスタレーション作品。これはすごくおもしろかったです。住宅内はいたって生活感がある普通のお家。でもよくみまわすとスピーカーがいたるところにおいてある。
わけもわからず家の中をウロウロしていると、人の話し声がきこえてきて、その声に耳をすませる、とどうやらこの家の住人の声。
リビングで話をしていたかと思うと、台所から声がしたり、トイレへうつったり。「テレビをつけて」という会話のながれてでテレビが自動でつき、台所へうつると蛇口からながれる水の音がし、声の移動と共にその部屋の電気がついたり消えたり。
目に見えない透明人間一家の家に紛れ込んでしまったようは不思議か感覚におちいりました。
また、2階の部屋ではイヤホンをつかった作品も。ベランダから見える風景とイヤホンから聞こえてくる声がまじりあって、すごくおもしろかったです。
写真では伝わらないのが残念です。
アクセス
アンタイトルド・ドローイング・プロジェクト|鈴木桃子
住宅内の壁が真っ白で、そのかべ全体をつかったドローイング作品。
まだ制作途中で、日が立つにつれて部屋全体に広がっていくそうです。部屋の片隅には鉛筆や消しゴムが転がっていました。
会期後半にもう一度見に行きたい。
アクセス
土地の記憶を辿って|髙田安規子・政子
土地の歴史と記憶を連想させる展示作品。
会場となる旧部長公舎のまわりは建物が沢山立ち閑静な住宅街という様子なんですが、この建物の目の前は海だったとか…。
長い時間のなかでの変化を進化を感じました。
縁側に面した窓がおおきく開いていて高台にたっているので、風のとおりがよくて気持ちいい建物でした。ちょっとゆっくり一休みしたくなります。
アクセス
種は船プロジェクトinさいたま|日比野克彦
別所沼公園に登場した日本全国の地域や人々をつなぐ「種は船プロジェクト」のニ艇の船。ワークショップを通して、さいたまトリエンナーレ仕様になっています。
公園の緑と一緒に楽しめる作品です。
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新しい骨董|山下陽光 下道基行 影山裕樹
さいたまアートステーションの一角にある映像作品。
だれでもお酒を飲むことができる「ボトルキープ」のプロジェクトが浦和駅と北浦和駅周辺で行われているので興味があるかたはぜひ!
だだし、飲みきったら新しくボトルを入れることをお忘れなく!
また、さいたまアートステーションでは子供向けのワークショップもおこなわれているそうですよ。
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さいたまスタディーズ|うらわ美術館
埼玉の地形、地質、植生、気象、歴史、文化などにせまった研究発表展示。さいたまトリエンナーレのプレ企画として合計6回のセミナーを開催してきたそうです。
「埼玉」は何か。それを知ることができる展示です。
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サイタマンダラ|CHOI Jeong Hwa
ゴミでできた巨大オブジェ。
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▷共につくる参加する芸術祭「さいたまトリエンナーレ2016」開催
開催概要
会期:2016年9月24日(土)〜12月11日(日
開催エリア:与野本町駅〜大宮駅周辺 / 武蔵浦和駅〜中浦和駅周辺 / 岩槻駅周辺