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映画「駆込み女と駆出し男」の試写にいってきました。その感想などをちょこちょこと。

 

映画「駆込み女と駆出し男」について

映画の舞台は、江戸幕府公認の縁切寺「東慶寺」。夫との離縁を求めて寺に駆け込んでくる女たちと、その離縁を手助けする御用宿に居候している大泉洋(中村信次郎)が、さまざまなトラブルを解決していく物語です。
キャストは大泉洋、戸田恵梨香、満島ひかり、樹木希林、堤真一など演技に定評がある役者さんが揃っています。
原案は井上ひさしの時代小説『東慶寺花だより』。
舞台になった東慶寺は北鎌倉に今でもある名所で、僕も一度だけ足を運んだことがあります。素敵な場所です。実際には ロケは兵庫県の姫路にある圓教寺をメインにで撮影されたそうです。行ってみたいな。

 

映画予告編

 

映画を見て感じたこと

軸にあるのが「離縁」という重いテーマですが、その重さを感じさせないほどに物語は痛快で笑えて、とにかく見終わったあとはすっきりとした気持ちになる映画でした。また劇中の「言葉」にもかなりこだわっていて、井上ひさしの巧みな言葉遊びと役者さんの流れるようなセリフ回しが見事で最高です。
そしてとにかく映像がすごく綺麗だった。江戸の空気感や役者さんの表情、美しい風景、スクリーンから「風」を感じるような、「感情」「自然」「時」の『空気感』や『臨場感』が伝わってっくる素敵な映画でした。
柏屋から中村信次郎とじょごが旅立つシーンがるのですが、のれん越しに撮られたあのシーンはすごく好きです。テンポのいいストーリと綺麗な映像が良かったです。

 

役者さんの存在感と演技

映画を見て思ったのは役者さんのうまさ。
映画の中で使われている言葉は、現代語から江戸言葉まで幅がひろく、シーンによっては難しい長台詞が続くところが。
主人公の大泉洋が流れるように躍動的に難しい言葉が並ぶ長台詞を言うシーンは、彼の凄さと「力」を見せつけられるような場面でした。
そして、樹木希林の存在感、かっこよさ。惚れます。まじまじと樹木希林の演技を見たことがなかったので惚れました。かっこいい。すごい役者さんなんだなと改めて思い知らされました。
満島ひかりも演技がうまいし、戸田恵梨香もかわいかった…。僕は、戸田恵梨香の一歩引いた、すこし切ない表情をする演技が好きです。

 

救われる

この映画は江戸時代に弱者だった女性にフォーカスをあてています。全てではないですが、離縁を求めて寺に駆け込んでくる女たちの夫は「悪」として、どちらかというと男は良くないものとして描かれてい部分があります。肩身の狭い「男」の存在。しかし、大泉洋筆頭に男たちの潔さやかっこよさもしっかりと物語の中にありますので、大丈夫。救われます。

 

おすすめ映画です!

今までの時代劇とはちがう。セリフや演技、情景や空気感などが生き生きとしていて、笑って泣けて、とにかく気持ちの良い映画でしたよ!お勧めです!

 

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関連サイト

http://kakekomi-movie.jp/


 

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