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映画「俺ではない炎上」の試写を観てきました。

まず感じたのは、テンポの良さ。物語がサクサク進んでいくので、飽きることなく最後まで引き込まれました。時間軸のギミックが仕込まれていて、それが後半のネタ明かしにつながっていく構成は見事の一言。予想していた犯人とは違い、事件の真相もまったく想像できない展開で、とても楽しめました。

一見シンプルなストーリーのようで、実は複雑な部分もあるので、観る側も謎解きをする気持ちで臨むとより深く味わえると思います。主人公が自分を陥れた犯人を探す中で、家族や仕事仲間との関係性が少しずつ浮かび上がっていくのが興味深く、同時に「自分自身も周りからこう見られているのでは…」とゾッとする瞬間もありました。


▶「俺ではない炎上」文庫

また、インフルエンサーや“世直し系YouTuber”が登場し、街中の人々までもが敵のように見える炎上の過程は、現代社会の闇をそのまま切り取ったかのようでとても怖かったです。SNSそのものではなく、それを使う人間の怖さ、そしてユーザーモラルの問題を突きつけられ、自分の日常の行動を見直したくなるようなリアルさがありました。

SNSのポストやリポストが拡散していく様子を映像で表現しているのも、とてもわかりやすく、視覚的にインパクトがありました。

物語のベースはシリアスですが、ところどころにポップでクスッと笑えるシーンがあるのも魅力です。特に阿部さんの間抜けな表情と、筋肉美はいいアクセントになっていました。

スリルを楽しみつつも、自分の生活やSNSとの付き合い方を考えさせられる作品。エンタメとしても社会派ドラマとしても見応えのある映画でした。

関連リンク

映画「俺ではない炎上」オフィシャルサイト

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