映画「水上のフライト」を見て
映画「水上のフライト」の試写を見てきました。
映画「水上のフライト」予告動画
挫折から立ち上がる主人公
スポーツモノの作品で挫折から立ち上がっていくストーリーに中では、主人公の葛藤や苦悩が丁寧に描かれている作品な気がします。
体の一部機能を失ってしまった未来あるアスリートの気持ちなんで分かれるはずないんだけど、中条あやみがカヌーの上で気持ちを爆発させるシーンや、ベットの上で自分の足を叩きながら声を殺して泣く場面など、辛さと悔しさが伝わってきます。
カヌーの技術が徐々に上がっていく様子も違いもわかるし、主人公の話し方や雰囲気も少しづつ変わってい流れもよかった。
素晴らしいキャスト
オリンピックに手が届きそうなエリートが事故で未来を失い、そこから家族や仲間に支えられながら新たな希望を見受けていく。
そんなストイックなアスリートと秘めた明るさとキュートさが、中条あやみさんにぴったりとハマっていたようにおもいます。
クールな感じも明るく前向きな感じも合っていてとても良かったです。
ほかにも、娘を支える母親約の大塚寧々さんもよかったし、杉野遥亮さんは眩しいくらいにかっこいい。
そしてこの作品のムードをつくっているのが小澤征悦さん!
コメンテーターやバラエティで見かけるような小澤さんそのままのような印象ですが、それが主人公をパラカヌーの世界へ導いてく兄のような存在とリンクしてとても良かったです。
手の汗にぎるレースシーン
挫折から立ち上がり血の滲むような努力の末に挑むレースは、声をだして応援したくなるのうな思いで見入ってしまいました。
ボートに乗り初めのオロオロした感じからの成長を思い返したり、声を噛み殺して涙する場面や、彼女を思い支えてきた母の気持ちなどがフラッシュバックしてきて、気がつくと手をぎゅーーーっとにぎりしめていました。
キラキラした湖面を飛ぶように抜けていくボートも爽快。
代役なしで挑んだとインタビュー記事を見たときにはびっくりしました。
相当な練習を積んだんだろうな。
かなり見応えがあります。
映画をみて
人間は一人ではいきていけないということ。
どんなときでも誰かに支えられていきているということ。
転んでも立ち上がれるということ。
挫折から立ち上がり未来を掴み取ろうとする王道のストーリーだけに、直球で伝わって感動があります。
なにかにつまずいたり、気持ちが落ちているときにもう一度見たくなる作品でした。
また、道具ではなく“器具”としてパラアスリートをささえる大切な存在だということも学べたし、なによりパラスポーツへの興味をもたせてくれたように思います。
過去にパラアスリートによるトライアスロン「ITUパラトライアスロンワールドカップ」を見たこともあり、ますますパラスポーツへの素晴らしさに気がつけました。
とてもいい作品でした。
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