映画「僕たちのラストステージ」の試写を見て
映画「僕たちのラストステージ」の試写を見てきました。
実話を元にしたストーリー
ローレル&ハーディはアメリカのお笑いコンビで、サイレントからトーキー時代にかつやくした実在の人物。ウィキペディアを見る1951年を最後に二人が共演することはなかったと記載されていて、この映画は1953年の話なので完全な実話ではないということなのでしょうか。
調べられる限りの情報だと、二人はとても仲がよくて日本でも極楽コンビとして知られていたそうです。
コンビ愛
仲が良かったという二人の関係は映画のなかでも素敵に描かれていて、ネタつくりをしながら笑い合ったり、ベッドの上で手をつなぎ互いに支え合おう寄り添うシーンはとても印象的でした。
ただ、やはり長く関係がつづいているといざこざや不満もたまっていくのは常で、ローレル&ハーディにもコンビ解消の危機が訪れてしまいます。
しかし、そこからあることをきっかけに絆に気づき再度ステージ立つ。
解散の危機から最後のステージまでは、感動に心を揺さぶられ様々な感情が湧き上がってきます
ラストステージ
映画の最後に二人で立つステージの、最後のダンス。二人の舞台を締めくくるお決まりのダンスシーン。これがとても感動的でした。
映画全編を通してちょこちょこと出てくるダンスシーンは、どれも短い尺なんですが、最後のダンスは長い尺で見ることができます。
ラストのダンスは、二人の思いがギュッと詰まっていて、愛おしさを感じるシーンでした。
夫婦愛
コンビ愛が素敵な映画ですが、互いの奥さんとの夫婦愛も素敵に描かれています。
互いの妻は少しいがみ合いながらも、夫をささえ、コンビも支え、大きくは描かれていてはいないですが、夫婦の絆も一つ見どころのように感じました。
映画を見て
とても愛おしさを感じる映画でした。全編にわたって優しがあり、夫婦、友達、先輩後輩、など、生きている限りの必ずある人と人の関係性に共通するものがあり、大小はあれど共感できる場面が必ずある映画だなと思いました。
辛いシーンでもユーモアを忘れず、暖かさでつつんでくれる。
いい映画でした。
親友がもし入院したら、ゆで卵を持ってお見舞いに行ってしまいそうです。