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映画「サマーフィルムにのって」予告動画

映画「サマーフィルムにのって」を見てきました。

ザ・青春!夏にぴったりの映画です。
恋愛、時代劇、SFといろんな要素が、青春の夏でくるまれたような作品。

サブスクの影響でイントロが短くなっていたり、映画館で長時間集中して作品を見ることがむずかしい若者の話があるように、劇中の未来で“映画”が消滅しているっていうのは少しありそうだなって思ったり。
僕も映画がすきだから、凛太郎(金子大地)が未来に映画を残したいと思う気持ちに共感して、いつのまにか劇中で撮っている作品の完成を願って応援している自分がいました。

好きなシーン沢山

青春ぽくて好きだなという場面が沢山あって、いいな〜って想いながらみてました。

冒頭の土手か河原か、古びた廃車の中でぎゅうぎゅうに座り時代劇をみている感じが青春ぽくて好き。
映画を見ているのもテレビデオだし、ちょっと蒸し暑そうな空間が子供の頃あこがれる秘密基地っぽくてくすぐられる。

撮影終わりに真っ暗な体育館で小さな明かりをともしながら、みんなでお菓子たべたり映画について語ったりしている場面もよかった。

後半ででてくる部室での編集のシーンもよかった。
文化祭直前までみんなでわいわい編集している日々がコマ送りで流れていく。
部屋の奥では恋愛模様がくりひろげられていたり、手間では習字してたり、遊んでいたり。
僕自身は運動部だったけど部室ってあんな感じだったなーと昔のこと思い出して懐かしくなります。

登場人物がみんな魅力的。

時代劇が好きでキラキラ映画に対抗心をもやし映画愛に溢れいてるハダシ(伊藤 万理華)、そんな彼女を撮影でも恋愛でもサポートするビート板(河合 優実)、心の中はとっても乙女なブルーハワイ(祷 キララ

)、ムキムキで兄貴肌なダディーボーイ(板橋 駿谷)、駒田に増山に小栗。
凛太郎(金子 大地)はかっこいいし、キュンキュン系ヒロインの花鈴(甲田 まひる)に隼人役のゆうたろうも意外によかった。

青春っぽさを感じるのが登場人物のあだ名もよかった。
ハダシ、ビート板、ブルーハワイ、ダディーボーイ。
大人になると使わなくなる“あだ名”って青春そのものですよね。

みんなキャラがちがってチグハグなんだけど、少しづつまとまり熱い青春の日々が終わっていく。
青春だ。。。。

ラストシーンがとてもよかった。
すごく気持ちのいい終わり方だったし、その時にしかない二度と戻れない“青春”の“熱さ”と“儚さ”を表現していたように感じます。

オールナイトニッポンでファーストサマーウイカと劇作家の根本宗子が「伊藤万理は天才だ」って言っていたことを思い出した。
アーティストとして個展もひらくしアパレルとのコラボも成功させるし役者もすごい。
天才か。

とにかく作品は青春いっぱいで熱くて甘酸っぱくて切なくて。

うーん、いい映画でした。

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サマーフィルムにのって


 

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