第21回文化庁メディア芸術祭 受賞作品展へ
国立新美術館で開催されていた第21回文化庁メディア芸術祭の受賞作品展へ行ってきました。
世界98の国と地域の4,192作品から選ばれた作品が一堂に会して、アートから最新技術を使ったテクノロジー、マンガアニメまであり大人から子供まで楽しめる展示会です。
2時くらいまで会場にいたけれどあっという間の時間でした。
映像作品をみたり、マンガ部門作品を読んだり、アート好きだけじゃなくたくさんの人が楽しめるところが大好きです。
アート部門
優秀賞|アバターズ
菅野 創/やんツー [日本]
岩、車、植物などの日常的なオブジェクトにカメラ、マイク、モーターが組み込まれ、ネットに接続されたそれを操作し自身がアバターのような感覚になるインスタレーション作品です。
優秀賞|進化する恋人たちの社会における高速伝記
畒見 達夫/ダニエル・ビシグ [日本/スイス]
優秀賞|水準原点
折笠 良 [日本]
白い粘土の波がうねり、じょじょに言葉が浮き出てきて詩になっていく。
クレイアニメーションの新しい表現をみたような気がします。
優秀賞|Language Producing Factory
DAI Furen [中国]
中国湖南省江永県の山村で女性だけに伝承された言語「女書」をテーマにした映像インスタレーション。
刺繍の作業をしている女性が自身の布に閉じこもっていく不思議な映像作品。
伝統や文化がただただ商品として売られていく様を描いていいます。
新人賞|I’m In The Computer Memory!
会田 寅次郎 [日本]
メモリを視覚化してその中を探検する参加型インスタレーション作品。
新人賞|Panderer (Seventeen Seconds)
Gary SETZER [米国]
美術館で鑑賞者がアート作品を見るのに使う平均的な時間17秒をただただカウントダウンする映像作品。
アート鑑賞をひにっくた面白い作品でした。
マンガ部門
大賞|ねぇ、ママ
池辺 葵 [日本]
「母」をモチーフにした7つの物語が収録されている漫画で、母はかならずしも母ではなく誰かの「母的な存在」がでてくる作品です。
▶ ねぇ、ママ
優秀賞|銃座のウルナ
伊図 透 [日本]
▶ 銃座のウルナ
新人賞|バクちゃん
増村 十七 [日本]
▶ バクちゃん
新人賞|甘木唯子のツノと愛
久野 遥子 [日本]
新人賞|BEASTARS
板垣 巴留 [日本]
▶ BEASTARS
アニメーション部門
大賞|この世界の片隅に
片渕 須直 [日本]
▶ この世界の片隅に
新人賞|夜明け告げるルーのうた
湯浅 政明 [日本]
優秀賞|COCOLORS
優秀賞|Negative Space
KUWAHATA Ru / Max PORTER [日本/米国]
新人賞|舟を編む
黒柳 トシマサ [日本]
▶ 舟を編む
新人賞|Yin
Nicolas FONG [フランス]
エンターテインメント部門
大賞|人喰いの大鷲トリコ
『ICO』を手がけた上田文人さんが監督とゲームデザインを担当したアドベンチャーゲーム。
優秀賞|FORESTA LUMINA
優秀賞|INDUSTRIAL JP
日本の町工場内の音をフィールドレコーディングし工作機械映像をサンプリングして、楽曲化・ミュージックビデオ化して配信する音楽レーベル。
大きな箱の空間に入ると360度映像がながれ、自身が機械の中にのみこまれたような感覚になりました。
功労賞
功労賞|田宮 俊作
日本を代表する玩具メーカー・プラモデル「タミヤ」を率いる田宮俊作さんです。