映画「あの日のオルガン」の試写を見て

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映画「あの日のオルガン」予告動画

 

映画「あの日のオルガン」の試写を見てきました。

 

 

疎開保育園

第二次大戦中に保母さんが園児たちと集団疎開した「疎開保育園」。
久保つぎこさんが書いた原作「君たちは忘れない 疎開保育園物語」を映画化したものです。
「疎開保育園」を映画にしようという話はかなり昔からあったそうで、映画化するにあたり1982年に原作本が刊行されました。
様々な理由から映像化が実現せず長いこと眠っていたものが、平松恵美子監督の元に届き映画化。
当時の関係者への取材に基づいて書かれた原作を元に作らているだけあり、戦争をしらない僕でもグッと入り込める物語でした。

 

 

強い女性と生きる力

幼い子どもたちを守るため品川から埼玉の妙楽寺へ疎開する。
疎開先の妙楽寺は、無人のボロ寺。ホコリまみれでガラス戸もなく、便所もひどい有様。
疎開先の住人にはいい顔をされず。
たくさんの幼い子供たちとの生活はとても大変で、気がおかしくなり逃げ出したくなるほど。
それもで、彼女たちはアイデアを出し合い助け合いながら必死で生き抜いてく。
現代の日常からは想像できない過酷な状態を、戦うように生きている彼女たちの姿はとてもかっこよくて素敵です。
生きることとはどいういうことなのかを教えられたきがします。

 

 

共同生活の大変さ

少ない食料配給でご飯を作り、夜は三時間おきに起床しておねしょ対策をする。
久しぶりに我が子へ会いにきた両親との別れを慰めたり、親が戦火で亡くなったことを子供に伝えるシーンはとても胸がいたくなります。
いつくるかもわからない空襲に怯えながら、たくさんの子供たちを朝から晩まで24時間1日の休み無く見守るなんて想像を絶します。
劇中でも辛く苦しい状況が描かれているのですが、それもで明るく強く生活していく。
大変さの中にある幸せや喜びが散りばめられていてとても良かった。

 

 

子役の演技

脚本も手がけたの平松恵美子監督が、脚本に子どもたちの演技についての指示は書かなかったそうです。
映画の中の子どもたちは飾らずありのままで、ナチュラルな演技に見えました。
あれだけたくさんの子どもたちとの撮影は大変だったそうで、監督は保母役の俳優陣に本物の保母になったように面倒を見るようお願いをしたとか。
映画の中で保母さんで撮影現場でも面倒をみていたという関係性が、劇中でも良くでていたように思います。

 

 

俳優の演技

楓先生を演じた戸田恵梨香さんの演技がとても良かったです。
疎開先の保母さんを力強くひっぱていくたくましい人物で、子どもたちのことを思い弱音を見せずに凛としている姿が戸田恵梨香にピッタリでした。
また、天真爛漫で子供のようなみっちゃん先生を演じた大原櫻子さんの演技も素晴らしかった。
佐久間由衣さん、三浦透子さん、堀田真由さん、福地桃子さん、白石糸さん、どなたも保母さんにしか見えないし、悩んだり恋をする当時の女性を見事に演じていいました。

 

 

映画を見て

子どもたちを守るために戦った保母さんの姿に胸をうたれ、最後にはすこし泣いていたかもしれません。
戦争で悲惨なことも起こるんですけど、子供たちの無邪気な感じだったり、先生方の強さや、みっちゃん先生(大原櫻子)のオルガン演奏に、映画をみている僕らも助けられました。
低調にゆったりと進んでいく映画ではなく、話がどんどん進んでいき展開も多く飽きることなく、あっという間に見終わってしまったような印象です。
北原白秋が作詞した「この道」がこんなに胸に響く作品もなかなかないかも。

映画の中でみっちゃん先生(大原櫻子)が替え歌をしてオルガンを奏でるシーンでは、歌詞に注目して聞いてほしいです。
心を揺さぶる素敵な映画でした。

 

 

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