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映画「小さな恋のうた」の試写を見てきました。

MONGOL800の楽曲を元に制作された全編沖縄ロケの青春映画です。

映画「小さな恋の歌」予告動画

 

DON’T WORRY BE HAPPY

どんうぉーりー!びーはっぴー!いつっつまいらあぃふ!
沖縄の暑い気温を感じる軽音楽部の部室から鳴り響くモンパチのアッパー曲で映画がスタート!
上がる曲を一発目から演奏し、見ている観客を一気に物語へ引き込んでいく。
青春時代によく聞いていた音楽を聞くと、反射的に心も青春時代へと帰っていき、登場人物達の年代へリンクしていきます。

 

 

 

焦らすよね

物語の中核にある楽曲「小さな恋のうた」は、映画前半から小さな存在を感じさせ、歌詞がのり曲として完成し、彼らか披露するまで、小出し小出しで焦らされます。
その曲がどういうメロディでどういう曲かは、もちろん知っていて、その曲の素晴らしさも知っています。
だから、劇中で不完全なメロディを口ずさんでいたりさると、頭のなかで知っている楽曲がよぎる。
漫画やアニメ、ドラマ、お笑いコントや漫才など、決め台詞に名台詞を今か今かと待つ時のように、名曲が演奏されるのを、観ている誰もが期待しヨダレを我慢しながら待つ。
かなりドSですが、それがまた良かった。

 

 

 

モンパチでなない

新垣結衣 「小さな恋の歌」

DON’T WORRY BE HAPPY、あなたに、SAYONARA DOLL、小さな恋のうた、の4曲が劇中で披露されるんですけど、どの演奏もモンパチでありモンパチではない。
それぞれが物語としっかりリンクして、映画オリジナルの思いを持ち、モンパチが放つ曲とは違う物に聞こえます。
その不思議な感覚もこの映画の魅力のように思いました。
あ、、本人もででくるよ!

 

 

 

切なく苦しい基地問題

沖縄には米軍基地があり、現地ではニュースに乗らない小さなことまで日々様々な問題が起きています。
この映画ではそんな沖縄の基地問題にも触れていてました。
眞栄田郷敦演じる譜久村慎司は、米軍基地のなかにいる少女と恋をしていて、沖縄側とアメリカ側からの視点で彼らや主人公たち、その家族を通して多方向から描いているのはとても興味深いものでした。
日本や沖縄側の一方向ではなく、米軍基地内で生活しているアメリカ人側からも描いているのがとてもよかった。

 

 

 

ロミオとジュリエット

沖縄という土地には沖縄ではない別の国が存在し、それは“金属のフェンス”で仕切られている。
フェンス越しの譜久村慎司(眞栄田郷敦)と、アメリカ人の少女リサとの恋はとても切なく、手も触れられ姿も見え声も聞こえるのに、超えられない絶対的な壁“フェンス”で阻まれ、互いの両親や祖国はいがみ合っている。
それはまるでロミオとジュリエットのようで、とてもとても切なく心がぎゅっとなります。
切ない恋の物語が劇中で歌にのり想いを届けようと響き渡るシーンは必見です

 

 

 

外と中との感じ方

沖縄に住んでいる地元の人がみたらどう感じるんだろう。
沖縄出身ではない他県のひとがみたらどうかんじるんだろう。 
沖縄出身で地元から離れ外から沖縄を見ることができる人がみたらどう感じるんだろう。
おそらく感想は変わってくるんじゃないかな。
劇中で、山田杏奈演じる舞の父親が「内地にいって外から沖縄をみてみろ」といったような意味のセリフを投げかけます。
そのシーンは、そのセリフ前後をふくめて、とても印象的で大切な場面ように思い、色々なことを考えさせられました。
内から見えるものと、外から見えるものと、この映画を通して見つめ直してみてもいいかもしれません。

 

 

 

名曲は時代をこえる

小さな恋の歌

映画を見て、やっぱり名曲は自体を超え人の心に響き続けるなと改めて思いました。
試写会場に見に来ていたご年配のかたから高校生くらいの若者まで、思い思いに音楽を噛みしめ感じているのがなんとなく伝わってきて、音楽の凄さを感じました。

 

 

 

 

ザ・青春!!!

キャストによる「小さな恋の歌バンド」

友情に恋に音楽に、青春がこれでもか!と詰まっていてめちゃくちゃ面白かったです。
青春と音楽との相性はいつの時代も抜群で、観ているひとをあっと言う間に10代へタイムスリップさせてくれます。
若いエネルギーにあふれ、キラキラとしたあの時間を感じることがでる映画って素晴らしい。
仲間と盛り上がり馬鹿騒ぎし、大切な人を想って掻き鳴らす曲、想いを届けようと歌う声、見えない壁を憂い嘆く演奏、どれも思いにあふれ観ている僕らのここを揺さぶってきます。
とてもとてもいい映画だった。
青春をありがとう。

 

 

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関連リンク

小さな恋のうた


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