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映画「いつかの君にもわかること」予告動画

映画「いつかの君にもわかること」の試写を見てきました。
愛に溢れた温かい作品で、じんわりと感動を与えてくれる作品でした。

主人公のジョンは、窓拭き清掃員として働きながらシングルファザーとして4歳の息子を育てており、とても仲がよくて幸せな家族に見える。
しかし、ジョンは息子(マイケル)をつれて色々な家族と会い、息子の新しい家族を探している。
余命宣告を受け、息子に自分自身には経験できなかった理想的な家族を与えてやりたいと願う彼の思いに感動と切なさを感じる作品でした。

全身で愛を伝える感じではなく、静かなトーンで芯から愛情を注いでいるジョンの姿が、すごく素敵でした。
手作りのケーキを作り二人でローソクをたてるシーンや、肩車しながら二人でアイスクリームを食べる場面、洗車している父のそばでおもちゃのトラックを洗っているマイケル、ソファーで寝ている父に寄り添うマイケル…。
作品を見進めていると、二人の愛に溢れた場面がどんどん出てきて積み重なっていく。
それと同時に、ジョンの息子に新しい家族を用意したいという思いが心にしみてきて切なくなりました。

窓拭き清掃員としてたくさんのお家の窓を清掃する中で、窓一枚を隔てた向こうがに見える裕福で幸せそうな家族の姿を目にし、一瞬作業の手が止まる場面は、切なさと息子を思う父の愛情を感じます。
ペットのように養子縁組を捉えている夫婦や、子供を育てることに反対されて夫とわかれた女性など、様々な家族が出てきて価値観がこんなに違うのかと考えさせられます。
“家族”の形とは、本当の幸せとはなにかを考えさせられる作品な気もします。

「生」と「死」をテーマにし、静かな強い愛にあふれた作品。
とても良かったです。

関連リンク

いつかの君にもわかること

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