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映画「ジョン・ウィック:コンセクエンス」予告動画

映画「ジョン・ウィック:コンセクエンス」の試写を見てきました。
ジョン・ウィック:パラベラム(Chapter 3)でチャド・スタエルスキ監督の日本好きがぐっと出てきたのが、今回のジョン・ウィック:コンセクエンス(Chapter 4)で爆発していました。

日本!日本!

ジョン・ウィック:パラベラム(Chapter 3)でニューヨークの寿司屋をやっている最強の殺し屋“ゼロ”が登場したり、ニューヨークコンチネンタルの特別な部屋に甲冑などが飾られているのをよく覚えています。千葉真一や黒澤明監督などに影響を受けているチャド・スタエルスキ監督の日本感がにじみ出ている作品でした。
それが、今回はパワーアップ!
前半で大阪を舞台にストーリーが展開し、ハリウッド的な日本が物語にノスタルジックな世界観を色づけています。
大阪にあるコンチネンタルなのに、外観が東京六本木の国立新美術館だったり、田代良徳さんが演じる力士がでてきたり、香港的な雰囲気の日本の描き方だったり、ツッコミどころはたくさんあるけど、このハリウッド的な湾曲した日本好きです。SF感がある感じが好きです。

日本人俳優

真田幸村さんも、リナ・サワヤマさんも良かったです。
真田幸村さんの銃と日本刀をつかったアクションかっこよかった。
リナ・サワヤマさんのアクションもくノ一的な感じでかっこよかったです。
大昔は日本人をアジア系の俳優さんが務めることが多かったから、近年少しづつ日本人が演じるようなったのはとてもうれしい。
前作で殺し屋“ゼロ”を演じる予定だった真田広之が怪我で出られなかったのは、逆によかったようなきもしてきます。

前半と後半

前半と後半でテイストが違ってくるのが面白かったです。
大阪コンチネンタルを主な舞台にしたSF感あるバトルが前半にあり、パリを舞台に権力とお金のマネーゲーム的なバトルが後半で展開されている印象でした。
上映時間が3時間近くの長い作品だからできた形なのかなってくらい、けっこうテイストが変わっています。

強すぎるジョン・ウィック

2分でわかる『ジョン・ウィック』振り返り映像

相変わらずジョン・ウィックは最強で、防弾スーツを着ているといえど防御力とスタミナが異常です。
ガンフーや柔術、カーアクションにくわえ、剣、ヌンチャク、弓、相撲など、アクション要素が多彩だったのも面白かったです。
ストーリーの7割〜8割くらいはバトルシーンだったんじゃないかとい思うくらい戦う場面が多かったのですが、これだけ多要素だと飽きずに見れてしまいます。
バトルシーンでも「銃弾弾くのに矢は刺さるだ…」とか「そんな長いこと階段転げおちる??」とか、たくさんツッコミどころあるけど、なんか楽しく見れてしまう感じ好きです。

ドニー・イェン

ドニー・イェン(ケイン)はやっぱりかっこいいですね。盲目なの激強で、最後の最後までジョン・ウィックと互角に戦う最強の暗殺者にふさわしい配役だと思います。
ケイン(ドニー・イェン)は、座頭市をモチーフにしているのでしょうか?なんとなくそんな感じを受けました。
前半は盲目設定を守っていた気がしますが、中盤から崩れていくのはご愛嬌。

バトルシーン

大半がバトルシーンで構成されている本作は、それぞれの戦い特徴がありバラエティに飛んでるのが特徴的。
日本的アジア系のアクションから、西部劇まで多彩です。
寺院に向かう階段のシーンとか、凱旋門でのカーアクションとかも印象的ですが、個人的に真上からバトルシーンを撮った場面が好きでした。
天井から見下ろすよう視点でジョンが迫る的を倒してく場面は、PCゲームを見ているような感覚で新鮮でした。

ハル・ベリー演じるコンチネンタル・ホテル・モロッコの支配人ソフィアが、愛犬2匹と連携した見事なバトルアクションを披露していのが気に入って、今回のミスター・ノーバディへと受け継がれている気がしました。

続編の制作が準備中という話をニュースで見ていたので、この終わり方でどう次へつながっていくのか楽しみです。

関連リンク

映画「ジョン・ウィック:コンセクエンス」公式サイト

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