映画「かがみの孤城」の試写を見て
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登場人物が中学生で彼らを中心とした物語なので、子供向けの映画な印象でした。
映画の前半も子供向け映画のような雰囲気で、すこし退屈さも感じてしまいました。
が、観ているうちに気がついたら号泣。
多少展開がよめてしまう部分もありつつ、仕掛けられた“繋がり”の伏線が回収されていく構成が気持ちよく物語に引き込まれてしまいます。
原作だともっと細かい話が書かれているんだろうけど、ストーリーのテンポがよくて見やすかったです。
いじめや家庭の問題で、行き場をなくし心を閉ざしてしまった子どもたちが、仲間と出会いと勇気と夢を見つけ前にすすもうとする。
学校と向き合ったり家族と対話し、手を差し伸べ味方になってくれる人に気づく。
差し伸べられた手と助けたいという思いが巡り巡っていく優しいつながりに涙します。
子供の頃をすこし思い出しつつも、大人になってから知った世の生きづらさと共通するものも感じ、子供だけでなく幅広い年代にささる作品だと思いました。
あと、“真実はいつもひとつ”はズルい!
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