- - AD - -

映画「音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇ んだよ!!」の試写を見てきました。

映画「音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇ んだよ!!」予告動画

 

設定がおもしろい

恵比寿の動く歩道で陸上選手を走らせた番組をみて三木監督が思いついたと語っていたドーピングの設定。
スポーツのように声帯の筋肉にドーピングをしててにいれた驚異の歌声のカリスマロッカー。
声帯にドーピングって…、もうこれだけて面白いてすよね。
そして、シンと対比するように声が小さすぎるストリートミュージシャンふうかとの、声量も性格もまったく正反対な二人がぶつかり共鳴していく。
三木監督っぽい最高にぶっ飛んだ内容になってました。

 

 

無茶苦茶!

無茶苦茶です。ごちゃごちゃのグッチャグチャです。キャラも設定もカメラワークもぐねんぐねん曲がりくねってる。だからこの映画は面白い!
おばさん(ふせえり)、おじさん(松尾スズキ)、マネージャーの坂口(千葉雄大)、イカれた事務所社長(田中哲司)、銀髪さらさら女医(麻生久美子)、出てくるキャラクターがとにかく濃くてクセがすごい、三木監督っぽい!
出で来るキャラがみんなして話をかき回す。
口から噴水のような血しぶきはでるし、ピーっと放送禁止用語は飛び交うし、吉祥寺にあんなラーメン屋はないだろうし、もう無茶苦茶です。
力業で映画の世界に引っ張りこまれる。ちょっと酔いそうになくらいです。
この突き抜けっぷり楽しんでほしいです。

 

 

衝撃的なキスシーン

あんなキスシーンある!?
全然やりたくないキスだけど、なんか憧れてしまう。
歴代映画作品の中でもトップクラスに濃厚
?なキスシーンじゃないですか。
この映画のキーポイントであり、別れでもあるので、注目してみてほしいです。

 

 

シンの言葉がつきささる

やらない理由を探して言い訳にしている。
シンがふうかに何度もそんなような台詞を言います。
「下手だと思われたくないから大声を出して歌えない」「バンドが解散したからオーディションを諦める」。なにかに理由をつけて前に進もうとしないふうかに、シンがパワフルな声を浴びせる。
映画をみていてどこか、ふうかに自分を重ねてしまうとろがあり、シンの言葉がこころに響いてきます。
今なにか心にブレーキをかけている人には、かなりささる映画だと思います。

 

 

音楽がめちゃくちゃいい!

映画冒頭で阿部サダヲが演じるシンかめちゃくちゃかっこいい!世界的ロックスターそのものでカリスマ的。
そしてシンが歌う曲もまたかっこいい!
さらに、映画後半で吉岡里帆が演じるふうかの曲がめちゃくちゃいい!
シンが歌う主題歌「人類滅亡の歓び」は、作曲がHYDEで作詞がいしわたり淳治。
ふうかが歌う主題歌「体の芯からまだ燃えているんだ」の作詞・作曲を担当したのは、あいみょんだそうです。
それはどちらの曲もいいわけだ。
すごくないですかこの豪華な共演。

 

 

映画をみて

面白かったです。
三木監督らしいぶっ飛んだ映画でした。
コメディとは思えないほど音楽はかっこよかったし、心につきささる場面もあったし、とにかく笑えたし。
最後の終わりかたも好きで気持ちよかった。
ごちゃごちゃでハチャメチャだけど、一本すーっと芯が通っていてグッとくる。
ムシャクシャしている時とか、なにかに一歩踏み出す勇気が出ない時に見るとすごくいいかも。
久しぶりに映画でぶっ飛んだ。

 

 

 

関連リンク

音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇ んだよ!!


- - AD - -