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映画「春画先生」予告動画

映画「春画先生」の試写を見てきました。

メインビジュアルから想像もしていなかった作品で、気がつくと飲み込まれていたような感覚だけ残っています。
独特の世界観に圧倒されていたのかもしれないし、弓子(北香那)のように僕自身も調教されていたのかもしれない。
最初はすごく違和感があり、作品に入り込めないかもと思いながら見ていたのですが。。
弓子(北香那)の思考に感情移入はできなくても、彼女とともに先生(内野聖陽)の春画への想いと性癖に毒され、安達祐実に調教されているような感覚で、この作品の世界観を受けれている自分にビックリです。
先生(内野聖陽)から安達祐実、弓子(北香那)へと、力関係が変化していくのも面白かったです。

昭和初期のような話し言葉や、レトロを意識したようなファッション、浅草墨田川の屋形船や、昔ながらの喫茶店。アクリルの立体的なクリアキーホルダーがついたホテルのキーケースに、ロケに使われていた九段ハウスの雰囲気。
最初は時代設定が昭和なのかなと思って見ていたら突然で出てくスマートフォン。
よく見ると、オープンカーのニュービートルもレトロな感じを残しつつ近代的んだし、時空が捻じ曲がっているような違和感が、だんだん心地よくなっていくのがとても不思議です。


前半は春画の魅力と歴史を楽しみ学び、後半はSとMとのロマンポルノ的な展開へ。
春画をキーにした変態ポルノ作品といった感じしつつも、切ない情欲や“蛍”に込められた想いに情感を感じる。
摩訶不思議な作品でした。
エッチな漫画やアニメ作品にでてくるタコ的なものって、江戸時代の春画からあったんだなーと感心してしまいました。

関連リンク

映画「春画先生」公式サイト

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