映画「大河への道」の試写を見て
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とてもおもしろかったです。
現代と江戸時代が交差しながら進んでいくストーリーは、コミカルで笑いと学びがあり、時代劇にあまり馴染みがない人でも楽しく見れる作品です。
現代の登場人物と、江戸時代の登場人物を同じ役者さんが演じているので、それぞれのキャラクターが時代を超えてリンクしていく感じもよかった。
壮大なチームプレー
伊能忠敬の大河ドラマを作りたいというところからスタートしたのにもかかわらず、まったく出てこない本人。
伊能忠敬の死後、「大日本沿海輿地全図」を完成させた名の知られていない人々の地図完成への情熱と奮闘に感動します。
作品終盤、将軍様に完成した地図を披露する場面の「恐悦至極に存じます」というセリフにグッときてしまいました。
測量技術
GPSが無い時代おこなわれた測量方法を簡単にわかりやすく説明してくれるので学びもあります。
2点おいた目印の間を一定の歩数で歩き距離を出すという行為のすごさ。
傾斜のある場所では角度を測り三角形の定理に三角比で水平の距離を出し、すべてを記録し、紙にポイントを打ち線でつないで日本の形を浮かび上がらせていく。
17年の歳月を想像しながら、地図を披露する日までトラブルと戦いギリギリで完成させていく物語の展開に熱くなります。
映画をみて
面白しろかったです。
伊能忠敬を入り口に、彼の周りにいた名もなきプロフェッショナルたちの存在をしれたのが良かったです。
一つのものを探求し作り上げていく人々のかっこよさに、笑いと教養がミックされて、最後の感動につながっていく構成が最高。
作品を見たあとには、ついつい伊能忠敬について調べてしまいました。
劇中ででてきた香取市の伊能忠敬記念館にも行ってみたくなったし、通ぶって“ちゅうけい(忠敬)さん” 呼びを使ってしまいそうです。
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