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映画「太陽の子」の試写を見てきました。

ドラマを知らなかったので情報無しで見たので、今までにあまり見たことのない角度からの物語だったのでとても新鮮で興味深い内容でした。
F研究という実在した原子爆弾開発をモチーフして作られているというところにも驚きです。

映画「太陽の子」の予告動画

戦争とは何かを問う作品でもありながら、その時代にほんろうされた若者たちの姿も描いていおり、彼らの葛藤がとても印象てきでした。

「日本をよくしたい」「未来を変えたい」という思いや、科学者の誇りと情熱が、人を殺す兵器へと転用されていく現実に葛藤する学生の姿がとても辛くて、心の痛みがスクリーンから伝わってきます。
作品の後半ででてくる広島の街並みをみて呆然とするシーンは、心が痛くて。
また、戦地にいかず危険のすくない研究室にいることに罪悪感を感じ兵役を志願する場面も。

また、三浦春馬演じる修が戦場へ行くことへの恐怖を漏らす場面もつらいものがありました。

科学に柳楽優弥さんの妄想の中にいるアインシュタインとの会話や、水中での幻想的なシーンなど、ちょこちょこはいってくるファンタジー要素がすこし気になったけど、研究者として学問にのめり込んでいる感じが出ていてよかったような気もします。

劇中にでてくる砂浜と海が印象的で、三浦春馬が恐怖と不安に襲われた場面での荒々しく怖い表情をしたり、三人で楽しそうに遊んでいる場面での晴れやかな表情だったり、演技をしているようでした。
その真逆の風景が、その時代に翻弄された若者たちの心を移しているよう。

新しい戦争映画を見たような気がします。

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関連リンク

太陽の子


 

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