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映画「大名倒産」予告動画

映画「大名倒産」の試写を見てきました。

「倒産」というシリアスな言葉とは対照的に、頭を空っぽにしてクスクスと楽しめる時代劇コメディでした。

ドタバタ時代劇コメディ

倒産と切腹を回避するために、様々な節約術や財政改革を行っていくドタバタ時代劇コメディで、なかなかに面白かったです。
大爆笑ということはなかったけど、所々に小さな笑いがあり、ストレス無く気楽に見られたのが良かったです。
大きくコメディの振り切ってはいないので、期待して見に行くと肩透かしを感じてしまうひともいるかもしれません。
ただ、全体的にはエンタメとしてバランスがよい印象で、最後のエンドロールまでしっかりと楽しむことができます。

大名倒産原作

豪華キャスト

キャストが豪華で、神木隆之介に杉咲花の共演に、宮崎あおい、浅野忠信、松山ケンイチ、小日向文世、佐藤浩市など実力は揃い。
子供思いの母を演じる宮崎あおいは美しくて品の良くて素敵だったし、育ての父を演じる小日向文世の無骨で孤狼な感じもよかった。
鼻水を垂らし、うつけ者と馬鹿にされながらも明るくてどこか憎めない兄を演じた松山ケンイの演技もよかったし、敵なのか味方なのか腹黒い父を演じる佐藤浩市のかっこよさったら。
梶原善さんと石橋蓮司さんの憎たらしい感じもよかったな。
あと、なにげにヒコロヒーの演技もよかったです。
神木隆之介さんと杉咲花さんの演技には安定感があり、コミカルな動きや多彩な顔の表情で物語の起点を演出してく神木隆之介さんは、やっぱりすごいし面白い。

今っぽさと風刺

サブスクリプションやシェアハウス、リサイクルと、正統派の時代劇ではお目にかからない単語が登場してくるのも面白いポイントかもしれません。
田舎侍の役人の息子が、古いしきたりと考えで衰退しているところに、イノベーションを持ち込み改革してく流れともリンクし、現代のお役所や社会への風刺ののようでもありました。
その点は、時代劇でありながら若者にも受けいれらる作品になっているかなとも思います。

俳優陣も豪華だし、頭を空っぽにしてクスクスと笑いながら、時には現代の社会問題とも重ね合わせたりしながら、楽しく見られる作品でした。

関連リンク

大名倒産

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