映画「イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり」の試写を見て
映画「イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり」の試写を見てきました。
気球で次々と起こるトラブルにハラハラ
前人未到の高度世界記録に挑む気球飛行は未知なことばかり。
高度を飛行する美しい蝶の群れや、気球から振り落とされそうになる気流が乱れる雲のなかなど、様々なことが起こります。
そして、一つの目標としていた高度7000メートル超えた先に遭遇する自然の脅威。
気球から落ちそうになったりする場面は結構怖くて、テレビなどで見ることがるジェットコースターの映像が無理な人とか高所恐怖症の方は怖いかも。
大きなスクリーンだとなおさらです。
トラブルは自然だけではありません。性格が正反対と言ってもいい二人が小さなスペースで命を預け合うのだから事件が起こらないはずかありません。
また、気象学者として名を上げたいという欲に囚われてしまい我を忘れてしまうジェームズ(エディ・レッドメイン)、気球飛行で夫を失ったトラウマで苦しむアメリア(フェリシティ・ジョーンズ)の苦悩と、それぞれが持つ自らの問題とも空の上で対峙していきます。
様々におこるトラブルを手をとりあい乗り越えていく二人の姿に背中を押され勇気をもらえるます。
気球操縦士アメリアが魅力的
フェリシティ・ジョーンズが演じた気球操縦士アメリアがすごく魅力的です。
アメリア(フェリシティ・ジョーンズ)はとてもパワフルでキュート。ショーとして観客を楽しませるサービス精神と操縦士としての腕をもち、ジェームズ(エディ・レッドメイン)をたものしく引っ張っていく。
ファッションも素敵で、気球に乗り込むときの衣装や回想シーンででてくる服装などもちょっとした見どころポイントです。
また、彼女は夫を気球飛行で亡くし生きる気力を失しない悲しみに沈んでいます。
そんな彼女が、気球飛行のチャレンジを通して悲しみを乗り越え立ち上がっていく姿に勇気をもらえます。
実話をもとにしている
映画は気象学者ジェームズ・グレーシャーの実話を元に制作されています。
脚色されているとはいえ、後の天気予報に大きな影響を与えた素晴らしいチャレンジを美しい映像で体感できることができます。
映画「ファーストマン」などもそうたけど、前人未到へ挑む偉人には尊敬と称賛しかありません。
気球に命を預け自然に挑んだ気象学者達は当時のどんな想いだったのか…、作品を見終わったあと、試写室を後にしながらそんなことを考えていました。
映画を見て
堅物で理論に忠実な気象学者グレーシャーと、自由奔放でパワフルな気球操縦士アメリアが、反発し合いながらも自然の驚異に対峙し助けあっていく。
チャレンジし困難を乗り超え希望を掴み取っていくストーリーに挑みつづける大切さをあらためて感じました。
アクション満載というわけではなく、わりと淡々と進んでいく流れでゆったりと昨日を楽しむことができました。
そして、時々ででくハラハラシーンにはドキドキ。
派手な映画ではないけれど、空の場面は大きなスクリーンで楽しんでほしいなと思います。
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