映画「まともじゃないのは君も一緒」の試写を見て
映画「まともじゃないのは君も一緒」の試写をみてきました。
映画「まともじゃないのは君も一緒」予告動画
予備校講師の先生と教え子が、探偵のように実業家のカップルに近づいていく。
普通をしらない不器用な先生と、世の中を斜めに見る少し大人びた女子高生のやり取りが、ポップでリズミカルに笑いを誘うドタバタ恋愛作品。
“普通とは”というテーマが軸にあるけれど、そのこ縛られず軽快に進んていく流れがとても良かったです。
成田凌の演技
普通をしらないひょろひょろな予備校数学教師の役がとてもハマっていました。
数学的な話をする場面や理論的な思考の表現など、理系男子を見事に演じていてとてもよかった。
香住(清原果耶)との会話のなかで出る上ずった声や、変な笑い方が、普通じゃない予備校教師を体現していて面白かった。
普通じゃないちょっと変わった人を演じているかと思えば、美奈子(泉里香)との場面でみせるイケメンオーラ。ずるいな。
清原果耶がよかった
少し前に試写でみせてもらった映画「砕け散るところを見せてあげる」でもいい演技をしていたけど、本作でもツンツン、時には乙女になる役柄でとても魅力的でした。
同級生が手伝っているバーで自分の気持ちをおじさんたちにぶつけるシーンや、先生(成田凌)と美奈子(泉里香)がいい雰囲気になりかけた場面で叫び声を上げる場面、時々みせる寂しそうな表情など、うちに秘めた想いが溢れそうになる少女の演技にキュンとしまくりです。
普通ってなんだろう?
宮本(小泉孝太郎)が父親とのビジネスパートナーから浮気を許してまでも一緒にいることを選択する美奈子(泉里香)、他人の悪口を楽しそうにしゃべる女子高生の友達、それが普通の人の行動として描かれていて、 先生(成田凌)が「普通ってたいへんなんだね」と言ったセリフが胸に刺さります。
普通を学ぶ先生(成田凌)と普通を教える女子高生(清原果耶)のやりとりから、“普通”であることについて考えさせられます。
また、普通と普通じゃないことがごちゃごちゃになってしまう場面も印象的で、最後にありのままでいることが素敵なことだということを教えられたきがします。
映画を見て
とても楽しい映画でした。
テンポよくボンボンと進んで行くなかで、主演二人の面白い掛け合いにクスクスと笑いながら楽しめました。普通てなんだろう?といったテーマはあるものの、そこを深く考えずに見ても楽しめます。
最後の森の中でのシーンは気持ちよくて、ほっこりと気分が明るくなる作品です。
あの二人、あのあとどうなったんかな、なんて見たあとに考えたりして、なんとも楽しい映画でした。
あー笑った、おもしろかった 笑
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